初心者必見!サッカールールの超基本解説!

サッカー 知識

サッカールールについて

サッカーは世界中で最も人気のあるスポーツの一つであり、その魅力は単にボールを蹴ってゴールを狙うシンプルなゲームにとどまりません。サッカーには多くのルールがあり、これらを理解することで、試合をより深く楽しむことができます。ここでは、サッカーの基本的なルールから、試合の進行に関する詳細な規定、選手の役割、そして試合中の反則ついて解説していきます。

サッカーの基本的なルール

サッカーは、基本的に11人制のチーム同士で対戦するスポーツです。フィールドプレイヤー10人とゴールキーパー1人によって構成されます。

1. 試合の開始と進行

サッカーの試合は、試合開始前に行われるコイントスで、どちらのチームがボールを最初に蹴るか、またはどのサイドでプレーを始めるかを決定します。このコイントスは、試合の最初のみ行われます。

試合は、90分のプレー時間に加え、アディショナルタイム(追加時間)が加わることがあります。90分は、前半45分、後半45分に分かれています。

この間に、ボールが外に出ることや選手がファウルを犯すことによって、審判が時間を止め、実際のプレー時間を延長することがあります。

試合が引き分けとなった場合、延長戦やペナルティキック戦を行うことがあります。これにより、勝者を決定することができます。延長戦では、前後15分ずつの追加時間が与えられ、引き分けの場合は、PK戦に進みます。

2. 試合の勝敗を決める条件

サッカーの試合の勝敗は、最終的にゴール数によって決まります

試合時間内に最も多くゴールを決めたチームが勝者となります。もし、試合が引き分けの場合は、延長戦が行われ、延長戦後にも決着がつかない場合はペナルティキック戦に突入します。

PK戦では、各チームが交互に1本ずつシュートを打ち、合計で5本のシュートを行います。得点が同じ場合には、シュート数を増やしていく「サドンデス方式」で勝者が決定します。これにより、サッカーの試合では必ず勝者が決まる仕組みが作られています。

3. 各ポジションの役割

サッカーでは、プレイヤーの役割が非常に重要です。基本的には11人の選手がフィールドに立ちますが、それぞれの選手が担うべきポジションと役割があります。

フィールドプレイヤー

フィールドプレイヤーは、通常「ゴールキーパー」「ディフェンダー」「ミッドフィールダー」「フォワード」の4つに分かれます。それぞれが異なる役割を持ち、チームのバランスを保ちながらプレーします。

  • ディフェンダー(DF):ディフェンダーは、ゴールを守る役割を担い、相手の攻撃を防ぐことが求められます。ディフェンダーには、センターバックやサイドバックなどのポジションがあります。センターバックはゴール前で最も守備的な位置に立ち、サイドバックはサイドライン沿いに位置して、相手の攻撃を阻止したり、時には攻撃のサポートをすることもあります。
  • ミッドフィールダー(MF):ミッドフィールダーは、攻撃と守備をつなぐ重要なポジションです。攻撃的ミッドフィールダーと守備的ミッドフィールダーに分かれることもありますが、基本的にミッドフィールダーはフィールド全体を動き回り、ボールの流れをコントロールします。ボールをパスする技術や戦術理解が求められるポジションです。
  • フォワード(FW):フォワードは、主に得点を狙う役割を担います。ゴールを目指して動き回り、相手の守備を突破する技術とアイデアが必要です。ストライカーやウィンガーなど、いくつかの細かいポジションに分かれることがありますが、基本的にはゴールを決めることが主な仕事です。

・ゴールキーパー(GK)ゴールキーパーは、フィールドプレイヤーとは異なり、手でボールを扱うことができます。相手のシュートを防ぐために、ゴール前で守備を行います。

ゴールキーパーには、セービング(シュートを防ぐ)、ポジショニング(ゴールの守備位置の調整)などのスキルが必要です。

4.ボールとゴールの規定
  • ボール: サッカーのボールは円形で、規定の大きさ(周囲約68~70 cm)と重さ(約410~450 g)が決められている。
  • ゴール: ゴールの幅は7.32m、高さは2.44m
5.プレー中における主なルール
●ファールについて

サッカーにおける「ファール(foul)」は、選手が試合中にルールに違反する行為を指します。ファールが発生すると、対戦相手にフリーキックやペナルティキックが与えられ、時にはイエローカードやレッドカードといった警告が出されることもあります。以下に代表的なファールの種類を紹介します。

1. 直接的なファール

以下の行為は、サッカーのルールで禁止されており、ファールとして扱われます:

  • タックルやスライディング: 相手選手に対して危険なタックルを行うこと(相手の足を引っ掛けたり、ボール以外の部分に触れること)。
  • 手でボールを触る: ゴールキーパー以外の選手が意図的に手でボールを扱うこと(ゴールキーパーは自陣のペナルティエリア内で手を使うことが許されます)。
  • 押す: 相手選手を押して不正に位置を変更する行為。
  • 蹴る: 相手選手を蹴ること(意図的でなくてもファール)。
  • つまずかせる: 相手の足を引っ掛けてつまずかせる行為。
  • ひじ打ち: 相手選手に対してひじを使って不正に接触すること。
  • レイトチャージ(遅れたチャージ): ボールを持っていない選手に対して、遅れてタックルをかける行為。

2. 間接的なファール

間接的なファールとは、直接的な得点には繋がらないものの、相手チームに間接フリーキックを与える行為です。

  • オフサイド: ボールがパスされた時、攻撃側の選手が相手ゴールから最も近い位置に立っている場合、オフサイドが取られることがあります。
  • バックパス(ゴールキーパーに対するバックパス): ゴールキーパーに対して意図的に足でパスを送り、ゴールキーパーが手で受けることは禁止されています。

3. イエローカード(警告)とレッドカード(退場)

ファールが悪質だったり、試合の流れを乱したりする場合、審判は選手にカードを出すことがあります。

  • イエローカード: 警告として、選手に対して出されます。1試合に2枚のイエローカードをもらうと退場になります。
  • レッドカード: 重大なファールや反スポーツマンシップ的な行動をした場合に出され、即座に退場となります。

4. その他のファール

  • 不正なフリーキック: フリーキックを与えるべき状況でも、選手が位置を間違える、または適切なタイミングでキックをしない場合、ファールとして扱われることがあります。
  • 危険なプレー: 高すぎる足や過度に力を込めたプレーは、相手選手に危険を及ぼすことがあるため、ファールとして扱われます。
●ボールがコートから出た場合
  • ボールがコートから出てしまった場合ゴールラインを越えた場合
    • 攻撃側が最後に触れた場合は相手チームにゴールキック。
    • 防御側が最後に触れた場合はコーナーキック。
  • タッチラインを越えた場合: ボールがタッチラインを越えると、相手チームがスローインで再開
●オフサイドについて

選手がボールをパスで受け取る瞬間に、攻撃側の選手が「オフサイドポジション」にいる場合、その選手はオフサイドと見なされます。オフサイドポジションにいるかどうかは、ボールを受け取った瞬間に決まります。

オフサイドポジション

選手がオフサイドポジションにいるかどうかを判断するためには、以下の条件をチェックします

  • 頭、胴体もしくは足の一部でも、相手プレイヤーのコート内にある。
  • プレイヤーの頭、胴体もしくは足の一部でも、ボールおよび後方から2人目の相手プレイヤーより相手プレイヤーのゴールラインに近い位置にある。

オフサイドに該当しない場合

オフサイドに該当しない状況は以下の通りです

  • 自陣内でボールを受け取る場合:自分の陣地でボールを受け取る場合は、オフサイドにはなりません。
  • ゴールキック、コーナーキック、スローイン:これらのプレーからボールを受け取る場合、オフサイドにはなりません。

オフサイドの判定

オフサイドが発生した場合、試合はプレーが止まり、相手チームに「間接フリーキック」が与えられます。オフサイドポジションにいた選手がボールを受け取った場合やボールを受け取ることでプレーに影響を与えた場合にオフサイドが判定されます。

オフサイドを取るための条件

  • オフサイドポジションにいるだけではオフサイドとはなりません。その選手がボールに関与し、プレーに影響を与えた場合にオフサイドと判断されます。
  • 例えば、ボールを受け取る前に、オフサイドポジションにいた選手が相手選手を妨害したり、プレーを邪魔したりした場合、オフサイドとなります。
●交代について

各チームは通常、試合中に最大3回の5人まで交代できます(大会によって異なる場合もあります)。

6.まとめ

今回は、サッカーのルールについて解説してきました。

サッカーのルールを覚えることでプレーすることやサッカー観戦を今以上に楽しむことができるようになると思います。

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